防音ボックスの導入で 健康被害を防ぎ、安全性・生産性がアップ!効果を実感する工場が増えています。
110デシベルの騒音を、80デシベルにまで抑制
今回のブログでは、弊社の防音ボックスを導入された企業様の実際の効果についてご紹介します。
T社様では、プラスチック成型用シートを細かく砕く粉砕機が複数台稼働。作業員の方々は常時耳当てを付け、とても会話ができるような状況ではなかったそうです。そこにダイワ工業の防音ボックスを導入したところ、約110デシベルあった騒音を80デシベルほどに下げることに成功。防音ボックスによって、およそ1/3程度の音量が抑制されました。
作業中に会話でコミュニケーションがとれるようになり、「フォークリフトの接近が音で分かるようになった」と、安全性での改善も見られました。今回、ボックスに採用したのは、次世代の防音材として開発された特殊なプラスチック素材です。防音・吸音効果が高く、軽量ながら高剛性にも優れています。
T社様のようなプラスチック加工工場をはじめ、リサイクル工場、製紙工場、印刷工場、コンプレッサーを使用する工場などでも、防音ボックスによる効果を実感していただけると思います。
静かになっただけでなく、「使いやすい」という声も
防音効果が得られただけでなく、「作業がスムーズに行えるのが良い」という声もいただきました。
工場でありがちな大きい鉄製の防音ボックスにくらべると、T社様の防音ボックスは特殊プラスチック製のためサイズがコンパクト。そのため現場のスペースを確保でき、作業員同士が余裕ですれ違えたり、フォークリフトが走行できるなど、工場内の動線を損ないません。
ボックスに付けた扉を開ければ機械の日常的なメンテナンスも可能で、オーバーホール時のためにボックスそのものを簡単に解体・組立できるような工夫もしています。
防音で、現場の安全と作業員の健康を守る
騒音を抑制することは、事故のない安全な作業現場の確保や、生産性のアップにもつながります。そして何より大事なのは、防音によって従業員の方々の健康を守るということではないでしょうか。
【騒音による健康リスクの一例】
- 騒音性難聴
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 高血圧
- メンタルヘルスへの影響、など
長期間、騒音にさらされることで起こる騒音性難聴は、治療による回復が難しい病気ともいわれています。(注1)また、アメリカでは、騒音によって心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるという研究結果が発表され、一方で妊婦さんや胎児への影響も懸念されています。(注2)作業現場の安全と従業員の健康を守るためにも防音対策は大切であり、それは企業の責任でもあります。
【出典】
- 注1:「日本で軽んじられる騒音被害は「現代の伝染病」メンタルヘルスにも悪影響 – wezzy|ウェジー」wezzy (参照:2022.1.31)
- 注2:「騒音による健康障害とは – コトバンク」 コトバンク(参照:2022.1.31)
- 「環境騒音による健康被害にWHOが警鐘、ガイドライン改訂」CNN.co.jp(参照:2022.1.31)
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