心身のダメージにもつながりかねない、騒音とストレスとの関係。

「騒音はあって当たり前」は、過去の話

一般的に周囲の音が60デシベルを超えると、人は不快感を感じるといわれます。

60デシベルの音環境の一例としてはデパートやファミレスの店内が挙げられ、
さらに上の70デシベルだとバスの車内などが該当します。

これに対して工場内での騒音はどうかというと、
およそ90〜100デシベル、またそれ以上の例も少なくありません。

「工場の現場に騒音はつきもの」と思いがちですが、
人が不快に感じるレベルをはるかに超える音が日常的にあることに、
私たちはもっと危機感を持つべきだと思うのです。

騒音が引き金で、不眠や自律神経の乱れも?

騒音が人に与える影響の1つに、心理的影響があります。

音がうるさくて気分がイライラする、気持ちが落ち着かない、
思考力が低下する、などがそうです。

こうした状況がエスカレートすると、睡眠不足や不眠症、
それによって生まれる疲労感、自律神経のトラブルなどに陥ることがあるといわれます。

これらは知らず知らずのうちに騒音がストレスとなり、
それが蓄積して起こること。心の健康は体の健康にもつながっています。
騒音ストレスが引き金となり、心身症※1などの健康被害に及ぶことも考えられるのです。

※1心身症
心理・社会的ストレスが密接に関与して、発症または症状が悪化する疾患群。
一例として、過敏性腸症候群、本態性高血圧、筋緊張型頭痛、胃・十二指腸潰瘍などがある。

健全な職場環境づくりは、企業の責任


過度な騒音に長期間さらされると、心疾患につながることがあると、
前回のブログでご紹介しました。

実際に病気になるかどうかは個人差もありますが、
騒音によって多くの人がストレスを感じることは確かで、
騒音に起因する精神・肉体への健康被害は今後ますます注目されるでしょう。

また、騒音によって起こる集中力の低下・やる気の低下は、
現場の作業効率を低下させ、工場の生産性にも大きく影響します。

大きな音に妨げられて会話での意思疎通が困難だったり、
警告音が聞こえないなど、工場内での事故のリスクも高まります。

騒音によるさまざまな問題と背中合わせの操業ではなく、
騒音を抑制して安心・健全な作業現場へ。

ダイワ工業が御社の防音対策をご一緒に考えてまいります。

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